パス・コンストレイント

パス・コンストレイントはパスを使用してボーン・コンストレイントを調整します。ボーンはパスに沿って移動し、ボーンの回転はパスに平行したポイントにより調整されます。パス・コンストレイントはトランスレーションキーを取り替え、パスを使用することで動きをもっと簡単に定義できるようになります。個々のボーンを調整する代わりに複数ボーンをパスに制約し、パスを操作することでボーンをコントロールできます。例えば、ボーンをパスに沿って均等の間隔で配置し、ゼロからスケールアップすることでボーンが成長するかのように見せることができます。

設定

パス・コンストレイントを作成するには、制約されるボーンを選択し、ツリーの一番下のプロパティで「新規...」をクリックし、「パス・コンストレイント」を選択します。次にターゲットになる既存のパスを選択します。ボーンはターゲットパスの上位になければボーン階層のどこに存在しても問題ありません。

パス・コンストレイントは実際にはパスをターゲットにするのではなく、スロットをターゲットにします。パス・コンストレイントはそのスロットに可視化されるパスを使用します。1つのパス・コンストレイントは複数パスを利用できるため、柔軟性が増します。

パス・コンストレイントは制約されたボーンの操作方法に関する多くの設定を含んでいます。

ボーンをクリックすると、セレクトボックスが開きます。セレクトボックス内でボーン名をクリックしてそのボーンを選択するか、ボーンをドラッグしてパス・コンストレイントが配置するボーンの順序を変更します。ボーン名を右クリックするとセレクトボックスを開かずにそのボーンを選択できます。

ボーンとターゲットは変更できません。他のボーンセットとターゲットを使用するには、新規のコンストレイントを作成する必要があります。

位置モード

位置モードは最初のボーンがパスに沿って配置される方法をコントロールします:

  • 「一定」位置はパスのスタート地点からパスに沿ってボーンを一定距離に配置します。
  • 「パーセント」位置はパスのスタート地点からパスに沿ってボーンをパス全長の任意のパーセントに等しい間隔で配置します。

位置

最初のボーンの位置はスライダーを通して変更するか、エディター内の制約された最初のボーンに配置されたアローアイコンをドラッグして変更します。

閉じられていないパスの場合、パスの開始前(マイナス)またはパスの終了後に位置付けることができます。この場合、位置はパスが指す方向の開始点または終了点から延びる直線を使用して決定します。

間隔モード

間隔モードは最初のボーンがパスに沿って配置された後、次のボーンの配置方法をコントロールします:

  • 「長さ」間隔は前のボーンからパスに沿って前のボーンの長さと等しい距離でボーンを配置します。これは各ボーン間の間隔を変更したい時、便利です。
  • 「一定」間隔は前のボーンからパスに沿って一定距離でボーンを配置します。 - 「パーセント」間隔はパスに沿って前のボーンからパス全長の任意のパーセントに等しい距離でボーンが配置されます。パスに沿って等しい間隔でボーンを配置する、あるいはパスの全長に従って間隔を決定する時、便利です。

間隔

間隔スライダーは間隔値を調整します。「長さ」間隔では間隔値がボーンの長さに追加されます。

回転モード

回転モードはボーンの回転、トランスレーション、スケールをパスと一致するようにコントロールします。

- 「タンジェント」回転モードはボーンの位置でパスの方向を指すようにボーンを回転します。パスが曲がる時、ボーンの先端はパスからずれるため、ボーンは次のボーンの位置を指しません。

- 「チェーン」回転モードは最初にボーンを前のボーンの先端に位置するようトランスレートし、その後、そのボーンを(間隔モードにもよりますが)パスに沿って次のボーンの位置を指すように回転します。回転オフセットがゼロではない場合、トランスレーションは適用されません。パスが鋭角に曲がる場合、前のボーンの先端はパスからずれることがあります。「チェーン」回転モードはボーンを前のボーンの先端に位置付け、戦車の軌跡など剛性のオブジェクトを表現する時便利です。

  - 「チェーンスケール」回転モードは(間隔モードにもよりますが)、まずボーンをパスに沿って次のボーンの位置を指すように回転します。その後、先端がその位置を正確に指すようにそのボーンをスケーリングします。これにより全てのボーンの位置と先端がパスに合致します。「チェーンスケール」回転モードはボーンを前のボーンの先端に配置し、ヘビのように柔軟なオブジェクトを表現する時便利です。

回転ミックス

回転ミックススライダーは、回転モードによりどれほどボーンが影響されるかをコントロールします。ミックスがゼロの時、回転モードは影響を及ぼしません。ミックスが100の時、回転モードの調整が完全に適用されます。0~100の間のミックスはボーン自体のトランスフォームと回転モードの調整間でトランスフォームが行われます。

回転ミックスは一般的に0または100であり、パスコンストレイントがスムーズにコントロールを行う、またはボーンのコントロールをリリースする時、一時的に0から100に遷移します。0~100の回転ミックスはボーンの回転と回転モードの回転間の補間が最短の回転方向を使用して行なわれるためにスナップが生じます。

トランスレートミックス

トランスレートミックススライダーは、パス・コンストレイントによるボーンの位置の影響度をコントロールします。ミックスが0の時は、ボーンの位置が使用され、パス・コンストレイントは影響を及ぼしません。ミックスが100の時は、ボーンはパス・コンストレイントのみにより位置付けられます。0~100の間のミックスは、ボーン自体の位置とパス・コンストレイントの位置間で配置されます。

「リンクスライダー」がチェックされる時、回転とトランスレートミックススライダーは同じ値を持ちます。

回転オフセット

回転オフセットは回転モードにより計算される回転を補正します。他の方向を指すために、余分なボーンを作成する必要がないため便利です。

キーイング

位置、間隔、回転ミックス、またはトランスレートミックススライダーの変更は、スライダーの近くのキーアイコンをオレンジ色に変えます。キーアイコンをクリックすると、スライダー用のキーが設定されます。回転やトランスレートミックスは常に一緒にキーが作成されます。

キーを非整数フレームに追加することで、パス・コンストレイントの位置プロパティのキーのリセットとループ作成に役立ちます。

カラー

パス・コンストレイントのカラーは最初に制約されたボーンの色を使用します。

ビデオ

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